ハザードの中身は特集ページにまとめました。浸水の深さが家のどこまで来るか、土砂災害警戒区域100か所の内訳、そして「指定避難所なのに洪水のときは使えない」施設がどこかを、市と県の資料から数え直しています。→ 富谷のハザードを読む
自分の家が想定区域に入っているか、どこへ避難するか。富谷市では、この2つを調べる入口が1か所にまとまっていません。避難所の位置は「わがまちマップ」で見る
避難所の位置を確認する手段として市が案内しているのは、富谷市、大和町、大郷町、大衡村の4自治体が共同運用する「富谷・黒川地区わがまちマップ」です。市の説明では、4自治体の防災マップ情報として避難所位置、浸水想定区域、土砂災害危険区域情報などを掲載しています。
| 用途 | URL |
|---|---|
| パソコン | https://www2.wagmap.jp/kurokawa/Portal |
| スマートフォン | https://www2.wagmap.jp/kurokawa-sp/ |
スマートフォン専用のURLが別に用意されているのは実用的です。停電しても回線が生きていれば、手元で自宅周辺の区域と最寄りの避難所を確認できます。ただし通信が途絶えると開けません。平時にスクリーンショットを撮っておくか、紙のハザードマップを手元に置いておくほうが確実です。
市のサイトに「指定避難所の一覧」がない
市の防災ページでは、指定避難所を名称と住所で一覧にしたページは見つかりませんでした。防災・消防の下には、防災備蓄倉庫、土砂災害特別警戒区域、安全安心メール、各種マニュアル、防災行政無線、災害に備えて、災害の記録、災害協定、地域防災計画といった項目が並びますが、避難所の一覧はそのどれにも置かれていません。
「災害に備えて」のページに2026年8月21日時点で掲載されていたのは、復興に向けた記事、ヤフー株式会社との災害情報発信に関する協定、林野火災注意報・警報の運用開始の3件でした。避難所の一覧、避難情報の警戒レベルの説明、非常持ち出し品の例は、このページには置かれていません。
つまり避難所を知るには、地図アプリを開いて自分で探すことになります。地図は正確ですが、平時に「自分の避難先はここだ」と1行で確認したい人には遠回りです。一覧のページが1枚あれば、避難先を家族で共有したり、冷蔵庫に貼ったりできます。これは市を責める話ではなく、導線が1つ増えるだけで平時に確認する人が増えるという話です。
ハザードマップの更新日は2021年4月1日
市は洪水・土砂災害ハザードマップを、本体と説明版の2つのPDFで公開しています。浸水や土砂災害の危険が想定される区域と避難場所を示したものです。問い合わせ先は防災安全課(022-358-3180)です。
気になるのは日付です。ハザードマップのページの更新日は2021年4月1日で、5年前から動いていません。一方、富谷市地域防災計画のページは2026年3月25日更新で、計画自体が令和8年3月に改訂されています。風水害等災害対策編、地震災害対策編、資料編の3編が公開されています。
| 資料 | ページの更新日 |
|---|---|
| 富谷市地域防災計画 | 2026年3月25日(令和8年3月改訂) |
| 富谷・黒川地区わがまちマップ | 2025年7月16日 |
| 洪水・土砂災害ハザードマップ | 2021年4月1日 |
ページの更新日は、必ずしも地図の中身が古いことを意味しません。区域の指定そのものが変わっていなければ、地図は有効なままです。ただ読者の側からは、その地図が今も最新なのかを判断できません。浸水想定区域の境目にある家など、判断が分かれる場所に住んでいる場合は、防災安全課に直接確かめるのが確実です。
いま確認しておく3つ
災害が近づいてから調べ始めると間に合いません。晴れている日にできることを3つ挙げます。
- 自宅がどの区域か。わがまちマップで自宅を表示し、浸水想定区域と土砂災害危険区域に入っていないかを見ます。入っている場合は、いつ動くかを先に決めておきます。
- 最寄りの避難所までの道。地図上の距離ではなく、実際に歩く道を確認します。冠水しやすい道、越えなければならない水路、夜間に暗くなる区間を見ておきます。
- 情報の受け取り方。市は安全安心メールと防災行政無線を持っています。屋内では無線が聞き取れないことがあるため、メールなど手元に届く手段を用意しておきます。
この記事は避難先を指定するものではありません。実際の避難は、市が出す避難情報と気象庁の警報にしたがってください。避難所の名称と場所はわがまちマップの案内ページから地図を開いて確認し、判断に迷う場合は防災安全課(022-358-3180、bousai@tomiya-city.miyagi.jp)に問い合わせてください。