子どもの定期接種は期間内なら無料ですが、つまずく場所が3つあります。対象期間、BCGの集団接種の日程、任意接種の申請期限です。定期接種は「期間内なら無料」。過ぎたら全額
市の説明は簡潔です。定期接種は期間内は公費で接種でき無料、対象期間を過ぎた場合は全額自己負担になります。つまり無料である条件は「期間内であること」だけで、忘れたことへの救済は書かれていません。
ただし、どのワクチンをいつまでに受けるのかという一覧は、市の「子どもの定期接種について」のページには載っていません(ページの更新日は2022年3月11日)。接種の種類と時期は、母子健康手帳と、かかりつけの医療機関で確認するのが確実です。判断に迷うときの窓口は子育て支援センター「とみここ」(富谷市明石台7-2-1、022-343-5528)です。
BCGは年7回の集団接種。予約は要らない
BCGだけは進め方が違います。市はとみここでの集団接種として実施していて、予約は不要です。その代わり日程が限られています。令和8年度は年7回です。
| 令和8年度のBCG集団接種日 | 曜日 | 受付時間 |
|---|---|---|
| 4月10日 | 金 | 9:30〜10:00 |
| 5月1日 | 金 | 9:30〜10:00 |
| 7月3日 | 金 | 9:30〜10:00 |
| 8月21日 | 金 | 9:30〜10:00 |
| 10月2日 | 金 | 9:30〜10:00 |
| 12月25日 | 金 | 9:30〜10:00 |
| 令和9年2月12日 | 金 | 9:30〜10:00 |
この記事を書いた2026年8月21日の時点で、残っているのは太字の3回です。受付は30分しかありません。次の回まで2か月前後空くため、1回見送ると月齢の目安から外れることがあります。
市が示している推奨時期は生後5か月から8か月の間で、接種できるのは1歳に至るまで(1歳の誕生日の前日まで)です。持ち物は母子健康手帳、予防接種券、着脱しやすい服装、お薬手帳の4つです。集団接種を受けられない場合は個別接種もできると市は書いています。日程が合わないときは、あきらめずにとみここへ相談するのが早いです。
任意接種は2つに助成がある
定期接種ではない任意接種のうち、市が費用を助成しているのはおたふくかぜとインフルエンザです。金額と期限が違うので分けて示します。
| おたふくかぜ | インフルエンザ(令和8年度) | |
|---|---|---|
| 対象 | 接種日に満1歳〜3歳未満 | 生後6か月〜高校3年生相当 |
| 助成額 | 上限4,000円 | 経鼻弱毒生:2歳〜13歳未満4,000円/13歳以上2,000円 通常のワクチン:1回2,000円まで |
| 回数 | 1回 | 初回接種日に13歳未満は2回、13歳以上は1回 |
| 期間 | 記載なし | 令和8年10月1日〜令和9年1月31日 |
| 申請期限 | 接種日から3か月以内(当日消印有効) | 令和9年1月31日(当日消印有効) |
| 生活保護受給者 | 全額助成 | 全額助成 |
どちらも受け方が2通りあります。市の指定医療機関で受ければ、窓口で助成額を差し引いた自己負担分だけを払えば済みます。指定外の医療機関だと、いったん全額払ってから申請して払い戻しを受ける「償還払い」になります。手間と、申請忘れの危険が増えます。おたふくかぜは令和8年度の指定医療機関リストが市から出ているので、受ける前に見ておく価値があります。
償還払いの申請には、申請書兼報告書、接種を証明する書類(領収書・明細書・接種証明書または母子健康手帳の写し)、通帳等の写し、未使用の予診票と個人票が必要です。領収書と未使用の予診票は捨てないでください。
里帰り出産で県外で受けるときは「先に」申請する
ここがいちばん取りこぼしやすい手続きです。里帰り出産などで県外の医療機関や、富谷・黒川地域および宮城県広域化予防接種事業の実施医療機関以外で定期接種を受ける場合、市は費用を助成しますが、事前の申請が必要です。市から医療機関への依頼書を出してもらう手順があるためです。
接種してから気づいても、依頼書は後から出せません。里帰りの予定が決まった段階でとみここに連絡するのが確実です。申請は接種後6か月以内で、助成額は実際にかかった費用と、市の契約医療機関での接種料金を比べて低い方になります。県外の医療機関のほうが高い場合、差額は自己負担になります。
期限だけまとめる
| 手続き | いつまで |
|---|---|
| 定期接種 | ワクチンごとの対象期間内。過ぎると全額自己負担 |
| BCG集団接種(令和8年度の残り) | 10月2日、12月25日、令和9年2月12日 |
| おたふくかぜの償還払い申請 | 接種日から3か月以内 |
| インフルエンザの接種と申請 | 令和9年1月31日 |
| 県外接種の依頼書申請 | 接種の前(申請は接種後6か月以内) |
問い合わせはいずれも子育て支援センター「とみここ」(富谷市明石台7-2-1、022-343-5528、tomicoco@tomiya-city.miyagi.jp)です。この記事の日程と金額は、市のBCG集団予防接種、おたふくかぜ任意予防接種費用助成、令和8年度 子どもインフルエンザ任意予防接種費用の助成、県外での定期予防接種費用の助成の各ページから整理しました。