3 SCENES
まず3つの場面でつかむ
細かな年号を覚える前に、「人が行き交う宿場」「人口が増えた町」「5万人を超えた市」という大きな変化を見てみよう。
富谷宿が始まる
仙台から北へ向かう奥州街道の途中で、人が休み、馬や荷物をつなぐ宿場になりました。
住宅地が広がり人口が約10倍に
1963年の5091人から、2012年には5万人へ。新しい住宅地と地域の施設が増えていきました。
写真:あけの平公民館・公園(2008年)/cora_cola 茶々丸・CC BY-SA 3.0
「富谷町」から「富谷市」へ
国勢調査で人口5万人を超え、宮城県内14番目の市になりました。写真の「富谷町」の標識も、町だった時代を伝える記録です。
写真:富谷町の境界標識(2008年)/cora_cola 茶々丸・CC BY-SA 3.0
?
1620年より前にも人は暮らしていた
市内には約60か所の遺跡があり、縄文時代後期のイノシシ形土製品も見つかっています。このページでは年代を確かめやすい富谷宿の始まりから並べていますが、富谷の歴史はさらに昔へ続きます。
富谷市民俗ギャラリーの展示解説を見る →
POPULATION
5091人の町が5万人の市になるまで
棒の長さは人口の大きさです。1963年から2012年までの約50年で、人口はほぼ10倍になりました。その後は、増え方が小さくなっています。
- 1963年5,091人
- 2012年50,000人
- 2025年51,729人
2025年は国勢調査速報。数字は関連記事と一次資料で確認し、将来の数字とは分けて表示しています。
BIG PICTURE
5つの時代で全体をつかむ
富谷の約400年を、大きな変化で区切りました。まず流れをつかみ、その下で主な出来事を確かめられます。
- 宿場町の時代旅人と商いが行き交う富谷宿
- 人口が増えた町5091人から5万人へ
- 市になった富谷町から県内14番目の市へ
- 暮らしと市政の変化支援、交通、医療が動く
- これからの富谷公表済みの予定と人口計画
最初は大きな流れだけを表示しています。
-
奥州街道の宿場「富谷宿」が始まる
仙台から北へ向かう旅人や荷物をつなぐ宿場町として、富谷宿が宿立ちした。
富谷市民俗ギャラリーの展示解説 →
-
富谷宿に25業種・75軒の店
天保13年の記録では、宿屋、呉服屋、酒場、醤油屋などが街道沿いに並んでいた。
富谷市民俗ギャラリーの展示解説 →
-
富谷町が誕生 人口5091人
町制施行。ここから50年で人口は10倍になる。
富谷が町になった年の人口は5091人 10倍になった50年
-
人口5万人に到達
町制施行から約50年。この後13年で増えたのは約1700人にとどまる。
富谷が町になった年の人口は5091人 10倍になった50年
-
子ども医療費の助成対象を18歳年度末まで拡大
完全無償化に至る3段階の1つめ。
富谷市の子育て支援 医療費・児童手当・保育料を年齢別に整理
-
町を市とする総務大臣告示が官報に掲載
2015年10月の国勢調査で人口5万人を超え、市制施行が正式に決まった。
富谷が町になった年の人口は5091人 10倍になった50年
-
富谷市が誕生
県内14番目の市。人口5万人要件を満たした単独市制施行は宮城県で初めてだった。
富谷が町になった年の人口は5091人 10倍になった50年
-
市長選が無投票
立候補は現職1人だけ。市民が市長を選ぶ機会はなかった。
富谷市長の1期4年は約7124万円 供託金は100万円
-
市議選 定数18に21人
当選ラインは692票、次点との差は5票。投票率48.72%。
富谷市議になるには692票 新人6人中5人が当選
-
市民バスを再編してデマンド型交通の実証運行を開始
東部・北部の交通空白地帯が対象。イオン富谷店を拠点とする循環便も13便増えた。
毎朝1万3918人が仙台方面へ 富谷の交通施策は追いついているか
-
子ども医療費助成の所得制限を撤廃
3段階の2つめ。
富谷市の子育て支援 医療費・児童手当・保育料を年齢別に整理
-
洪水・土砂災害ハザードマップを全戸配布
市が作成し、全世帯に配った。2026年度に新しい版を作り直す。
-
市長選の投票率が過去最低の42.22%
若生ひろとし氏が3選。次点の荒谷さとし氏は4618票。
富谷市長の1期4年は約7124万円 供託金は100万円
-
小中学校の学校給食費を完全無償化
県内でいち早い導入。1食あたりの予算も引き上げ、栄養充足率の改善を図った。
-
市議選の告示日に届け出た1人が辞退
供託金30万円は没収され、市の歳入になった。選管は「想定外」と答弁。
富谷市議18人は誰も投票で選ばれていない
-
市議選が無投票に
定数18に対し届出18人。市民は市議を一人も選んでいない。
富谷市議18人は誰も投票で選ばれていない
-
とみぱすの申請受付が出張所でも始まる
70歳以上と60歳以上の免許返納者が対象の外出支援乗車証。以降、申請は増加傾向。
とみぱすとは 年2万円のバス助成、免許返納なら60歳から
-
子ども医療費を完全無償化
一部負担金と入院時の食事負担を撤廃。3段階の3つめで、18歳年度末まで自己負担がなくなった。
富谷市の子育て支援 医療費・児童手当・保育料を年齢別に整理
-
市営墓地やすらぎパークとみや 第1期の供用開始
後の管理が不要な個別埋蔵墓地を整備し、身寄りのない人にも配慮した。
-
臨時議会がユートミヤの工事契約を可決
7月12日の入札を経て、複合図書館の建設工事が議決された。
富谷市の複合図書館ユートミヤ 開館時間と予約の要否
-
ユートミヤが着工
建設予定地で安全祈願祭。令和7年度末の完成を目指して工事が始まった。
富谷市の複合図書館ユートミヤ 開館時間と予約の要否
-
市営墓地 第2期の供用開始
第1期に続く整備。
-
地域公共交通計画を策定
2025〜2029年度の計画期間。
毎朝1万3918人が仙台方面へ 富谷の交通施策は追いついているか
-
病院立地推進本部と推進室を設置
市長を本部長とする推進本部を置き、保健福祉部に病院立地推進室を新設した。
富谷に140床の総合病院 2031年度開設へ
-
ロープウェイ調査が「敷設可能」と結論
泉中央〜明石台。2ルートの事業費は100億円と147億円。
富谷から泉中央へロープウェイ 市の調査は「敷設が可能」
-
東北医科薬科大学と病院開設の覚書を締結
総合病院の誘致で、開設と運営の基本的事項を定めた。市長は「大きな一歩」と述べた。
富谷に140床の総合病院 2031年度開設へ
-
小松大介議員に辞職勧告決議
サウナへのスマートフォン持ち込みが直接の理由と報じられた。過去に2度の文書警告。
小松大介氏はなぜ辞職勧告を受けたのか
-
小松大介議員が辞職
定数18のうち1議席が欠員に。
小松大介氏はなぜ辞職勧告を受けたのか
-
第3次富谷市人口ビジョンを公表
2040年以降の出生率2.07を前提とする計画。実績は1.32。
富谷の人口計画は出生率2.07が前提 実績は1.32
-
基本協定の締結時期が「4月または5月」に
当初は4月の締結を目指していたが、協議の中で時期が流動的になったと市が議会で説明した。実際の締結は5月26日。
富谷に140床の総合病院 2031年度開設へ
-
市民バスが大幅な路線再編とダイヤ改正
5月開館のユートミヤへのアクセス向上も図られた。
毎朝1万3918人が仙台方面へ 富谷の交通施策は追いついているか
-
複合図書館ユートミヤが開館
市民図書館、とみのわパーク、成田市民センター機能が一つに。
富谷市の複合図書館ユートミヤ 開館時間と予約の要否
-
東北医科薬科大学と病院開設の基本協定を締結
明石台の約3万3350平方メートルを30年間無償で貸す。8診療科で2031年度の開設を目指す。
富谷に140床の総合病院 2031年度開設へ
-
国勢調査速報 5年で増えたのは78人
5万1651人→5万1729人。増加率0.15%。
富谷の人口は5年で58人増 国勢調査確報が映した「増える街」の転換点
-
第2子以降の保育料を無償化
年齢・所得制限を撤廃。
富谷市の第2子以降の保育料は8月から無料 給食費は別
-
いま 2026年10月
ここから下は、公表済みの予定・目標です
-
新しい富谷市ハザードマップを全戸配布
新たな防災気象情報と洪水浸水想定区域を反映する。国庫補助360万円を計上。
-
富谷市長選挙
任期満了は2027年2月10日。2019年は無投票だった。
富谷市長の1期4年は約7124万円 供託金は100万円
-
富谷市議会議員選挙
任期満了は2027年9月10日。2023年は無投票だった。
富谷市議になるには692票 新人6人中5人が当選
-
新病院の土地使用貸借契約を締結する期限
基本協定で定められた期限。ここで用地の貸し付けが正式に固まる。
富谷に140床の総合病院 2031年度開設へ
-
東北医科薬科大学・富谷メディカルセンター(仮称)開設予定
140床・8診療科。市は用地を30年間無償で貸す方針。
富谷に140床の総合病院 2031年度開設へ
-
ロープウェイの運行開始目標
開発事業者が掲げる目標年。認可も仙台市の合意も未定。
富谷から泉中央へロープウェイ 市の調査は「敷設が可能」
-
年少人口12.1%・老年人口27.5%の推計
市の人口ビジョンによる想定。2025年は14.3%と22.9%。
富谷の人口計画は出生率2.07が前提 実績は1.32
-
市の計画5万8521人/社人研推計4万6867人
差は1万1654人。市の計画値の24.9%にあたる。
富谷の人口計画は出生率2.07が前提 実績は1.32
掲載したのは、関連記事またはリンク先の公的資料で確認できた出来事に限っています。年月のみの項目は、日付まで特定できなかったものです。予定は現時点の公表内容で、変わることがあります。
FOR CLASSROOM
授業で考えてみよう
答えを一つに決めるのではなく、写真、数字、地図、一次資料を組み合わせて、自分の考えをつくるための問いです。
- 01なぜ人口は約10倍になった?
住宅地、道路、仙台との距離、家族の暮らし方から理由を探してみよう。
- 02町と市では、何が変わった?
名前だけでなく、人口の条件や行政の仕事にどんな違いがあるか調べてみよう。
- 032050年の富谷に何を残したい?
人口が変わっても守りたい場所や、新しく必要になるものを話し合ってみよう。
年表に出てくる言葉
- 宿場町しゅくばまち
- 街道を旅する人が泊まり、荷物や馬をつないだ町。
- 町制施行ちょうせいしこう
- 村などが、法律上の「町」になること。
- 市制施行しせいしこう
- 町などが、法律上の「市」になること。富谷では人口5万人超が大きな条件でした。
- 推計すいけい
- 今までのデータや仮定を使って、将来の数字を見積もること。確定した未来ではありません。